過去と未来を繋ぐ、
実話に基づいた
ヒューマンドラマ。
1988年、アメリカ・フロリダ。
武浩は、偶然訪れた航空博物館でレストア中の旧日本軍戦闘機「飛燕」と出会う。
その姿に心を動かされた武は、帰国後バイクパーツのレストアを仕事とし、順調に会社を成長させていった。
しかし、日々の忙しさの中で、いつしか “ものづくりの原点” は遠い記憶となっていた。
そんなある日、インターネットオークションで偶然見つけた「飛燕の残骸」を衝動的に落札してしまう。
――なぜ、自分はこの機体を買ったのか?
その問いの答えを探す中で、彼は飛燕の設計者・土井武夫、空を翔けたパイロット・垂井光義という
二人の実在した男たちの存在を知る。
時代を超えて届く彼らの想いに触れたとき、武はある決意をする――。